三菱重工とNTT、サイバー攻撃から制御システムを保護する新技術
三菱重工業とNTTは、サイバー攻撃などから制御システムを保護する新技術「InteRSePT」を共同で開発した。
今回両社が開発した技術では、ネットワークに流れるデータを監視、分析。制御指令の悪用を検知した場合に対象となる装置を統合制御することで攻撃から防御する。
具体的には、制御システムのネットワークに流れるセンサー情報のパケットを収集、分析して運転状態を把握。状況に応じて「リアルタイム検知、対処装置」における通信制御ルールを変更し、パケットを制御する。
また、複数のセンサー情報を「セキュリティ統合管理装置」に集約し、制御システム全体の挙動を監視することで異常を発見できるとしている。
今後両社は実用化に向け、三菱重工の「サイバーラボ」で試作の評価と制御システムへの適合性検証を進める。
(Security NEXT - 2016/12/02 )
ツイート
PR
関連記事
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
1Qは「JVN iPedia」に8844件登録 - 「NVD」公開増加が影響
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
4Qの「JVN iPedia」登録は6894件 - 「NVD」公開遅延で減少
制御システムセキュリティカンファレンス2025 - 参加申込受付を開始
3Qの「JVN iPedia」登録は8763件 - 前四半期の6倍に
3Qのインシデントは2割減 - ただし「サイト改ざん」は倍増
来年2月に「制御システムセキュリティカンファレンス」 - 講演募集を開始
「情報セキュリティ白書2024」が発売 - PDF版も提供開始
2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加