「ランサムウェア」の認知度、3割満たず - マカフィー調査
2016年に入り、ランサムウェアの検出数や被害が増加しているが、一方で「ランサムウェア」の認知度は3割に満たないとする調査結果をマカフィーが取りまとめた。
同社が10月に「2016年のセキュリティ事件に関する意識調査」を実施したもの。同調査は、2015年10月から2016年10月までの1年間に発生したセキュリティに関するトピック30件を同社がピックアップ、認知状況を尋ねた。国内に在住し、企業に務める22歳以上の男女1552人が回答している。
セキュリティベンダーにおいて、検出数や被害の増加が伝えられており、同社においても2015年7月から2016年6月までの1年間で128%の増加を記録したランサムウェアだが、同調査における認知度は28%にとどまった。
ランサムウェア以外について、今回同社がピックアップしたトピックを見ると、社会的な問題として広く報道されている話題から、個別の事件や海外のインシデントまで幅広く、これらを単純に比較することは難しいが、上位を見てみると同調査でもっとも認知度が高かったとされる「振り込め詐欺」に関しても51.7%と5割強に過ぎなかったという。これは前年調査における56.8%を下回る結果だった。
(Security NEXT - 2016/11/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
アスクル、手動出荷を試験運用 - 一部医療介護顧客で開始
証明書発行システムがランサム被害、影響など調査 - 流通経済大
ベンダー設定ミスでFW機能不全、直後ランサム被害 - アクリーティブ
京都の中高一貫校でランサム被害 - 個人情報流出の可能性
脆弱性狙われる「Oracle EBS」、定例パッチでさらなる修正
「無印良品」通販サイトで出荷停止 - アスクル障害が波及
ランサム被害でアスクル3サイトが出荷停止 - 既存注文はキャンセル対応

