Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

6割弱がクレカ積極利用の意向なし - 盗難や情報漏洩を懸念

クレジットカードにおける安全対策への認知度について調べたところ、磁気カードよりICカードの方が安全なこと、暗証番号の入力が安全性を高めることについて半数近い44.5%が「いずれも知らなかった」と回答。「いずれも知っていた」は37.2%と4割に届かなかった。

またインターネットで買い物をする際、IDやパスワードでクレジットカード取引を認証する方法があることを59.4%は認知していたが、35.2%は「知らなかった」と回答した。

実際に認証を求められた場合、41.8%は入力するとしているが、そのうち4割近くは面倒と感じていた。さらに10.4%は「クレジットカード以外の支払方法を選んで買い物する」、2.7%が「面倒なので、入力不要なお店で買い物する」など、購買行動を変化させるケースも見られた。

今後、クレジットカードの安全利用に向けて政府に期待することを尋ねたところ、「不正使用に関する取締りの強化(57.4%)」「セキュリティ対策の規制にかかる法整備(52.3%)」が多い。また「不正使用に関する相談窓口の充実」を挙げる声も30.2%と3割を超えている。

(Security NEXT - 2016/09/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2024年4Qのクレカ不正利用被害額、約22%増 - 過去最多
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
悪質ECサイトの通報、前年から約3割減 - JC3まとめ
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
2024年3Qのクレカ不正利用、約132.7億円 - 前四半期比2.4%減
2Qクレカ不正利用、前四半期比16%増 - 被害額が過去最多
2024年1Qのクレカ不正利用、前四半期から12.4%減
サイトでの個人情報提供、4分の3がセキュリティを意識
5月のフィッシング報告、前月比34.6%増 - 過去3番目の規模に