Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2Qクレカ不正利用、前四半期比16%増 - 被害額が過去最多

2024年第2四半期におけるクレジットカードの不正利用被害額は、前四半期から16.1%増となる約144億1000万円で、過去最悪を更新した。

日本クレジット協会が、国際ブランドカードの発行事業者を中心に、銀行、信販会社、流通関連事業者、中小の小売団体など40社を対象としてクレジットカードの不正使用被害の状況を調査し、取りまとめたもの。

同四半期におけるクレジットカードの不正利用被害額は約144億1000万円。前四半期の約124億1000万円から16.1%増加した。

2022年第1四半期以降、被害額が100億円を超える状況が続いている。2023年第2四半期をピークに3期連続で減少するも、2024年第2四半期に再び増加し、過去最多を記録した。

被害の内訳を見ると、番号盗用による被害が約134億3000万円で被害額全体の93.2%を占める。前四半期から16.7%の増加となった。7四半期連続で100億円超の被害が発生している。

20241010_jc_001.jpg
クレジットカードの不正利用被害額推移(グラフ:日本クレジット協会の発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2024/10/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意