プロクシー利用時に影響受ける脆弱性「FalseCONNECT」 - OS XやiOSは修正済み
プロクシー経由でインターネットへアクセスする際に、中間者攻撃を受けるおそれがある脆弱性が「FalseCONNECT」として公表された。WebKitを用いるブラウザでは、任意のスクリプトを実行されるおそれがあるという。

「FalseCONNECT」の公表サイト
セキュリティ研究者のJerry Decime氏が公表したもの。
同氏によれば、プロクシーにおける認証機能の実装に問題があり、プロクシ経由で接続する際に認証情報を詐取されるおそれがあるという。
同氏は今回の脆弱性について「FalseCONNECT」と名付け、ウェブサイトを公表した。
具体的には、HTTPS通信においてもプロクシーに対する接続要求「HTTP CONNECT」が平文で送信されるため、アクセス先が秘匿されないほか、さらに平文により応答があり、これを「HTTP 407 Proxy Authentication Required」へ置き換えることで、認証情報を詐取するマンインザミドル攻撃(MITM攻撃)が可能になると指摘している。
(Security NEXT - 2016/08/17 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
バッファロー製NAS用ユーティリティに権限昇格の脆弱性
「Oracle E-Business Suite」に脆弱性 - 今月2度目の定例外アラート
「Elastic Cloud Enterprise」に深刻な脆弱性 - アップデートやIoCを公開
米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も
NoSQLデータベース「Redis」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
IBMのデータ変換プラットフォームに深刻な脆弱性 - 修正版を提供
「Nagios Log Server」に複数脆弱性 - 3月の更新で修正
米当局、「Zimbra」の脆弱性に注意喚起 - 軍関係狙うゼロデイ攻撃も
「NVIDIA GPUディスプレイドライバ」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Kibana」に複数のXSS脆弱性 - 「CrowdStrike」との連携ツールにも