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富士通研、匿名加工データの個人特定リスクを評価する新技術

富士通研究所は、匿名加工されたパーソナルデータにおいて、個人が特定されるリスクを自動的に評価する技術を開発した。

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新技術の概要(図:富士通研)

同技術は、匿名加工を行ったパーソナルデータについて、データの分布に基づき、個人が特定されるリスクを定量的に評価するもの。個人をもっとも特定しやすい属性の組みあわせや、その特定しやすさを定量的に把握することが可能だという。

具体的には、個人を特定しやすい属性の組みあわせを調べ、優先的に評価すべき属性を抽出。個人特定可能な属性の組みあわせを探索した上で、特定容易度を定量化し、優先的に匿名化すべき属性を判断できるとしている。リスクの評価にあたり、属性値の価値の重さを定義した辞書などは不要。

14属性、1万人のデータであれば、3分以内でのリスク評価が可能だという。またデータ漏洩時の想定損害賠償額や、各種匿名化ガイドラインへの適合性を判定する技術をあわせて開発した。同社は今後実際の環境で効果を検証し、2017年度をめどに実用化する予定。

(Security NEXT - 2016/07/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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