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トレンド、ランサムウェア「TeslaCrypt」や「CryptXXX」に対応した無償復号ツール

トレンドマイクロは、マスターキーが公開されたことで注目を集めた「TeslaCrypt」など、2種類のランサムウェアに対応する「ランサムウェア ファイル復号ツール」を無償で提供開始した。

端末利用者の意図に反してファイルを暗号化し、復号を条件に金銭を要求するランサムウェアの被害が出ていることから、復号ツールを提供するもの。同ツールは、同社ウェブサイトから無料でダウンロードすることができる。同様の動きは他ベンダーでも広がっている。

今回同社が提供するツールでは、「TeslaCrypt v1」「同v3」「同v4」と、「CryptXXX v2」に対応。「TeslaCrypt」では、暗号化された場合に、拡張子が「.ECC」「.XXX」「.TTT」「.MP3」「.MICRO」などへ変更される特徴が見られる。また「CryptXXX」では拡張子が「.crypt」に変更されるため、同ツールでは対象と見られるランサムウェアを選択、暗号化されたファイルやファイルが保存されているフォルダを指定することで、復号を行うことができる。

(Security NEXT - 2016/05/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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