トレンド、ランサムウェア「TeslaCrypt」や「CryptXXX」に対応した無償復号ツール
トレンドマイクロは、マスターキーが公開されたことで注目を集めた「TeslaCrypt」など、2種類のランサムウェアに対応する「ランサムウェア ファイル復号ツール」を無償で提供開始した。
端末利用者の意図に反してファイルを暗号化し、復号を条件に金銭を要求するランサムウェアの被害が出ていることから、復号ツールを提供するもの。同ツールは、同社ウェブサイトから無料でダウンロードすることができる。同様の動きは他ベンダーでも広がっている。
今回同社が提供するツールでは、「TeslaCrypt v1」「同v3」「同v4」と、「CryptXXX v2」に対応。「TeslaCrypt」では、暗号化された場合に、拡張子が「.ECC」「.XXX」「.TTT」「.MP3」「.MICRO」などへ変更される特徴が見られる。また「CryptXXX」では拡張子が「.crypt」に変更されるため、同ツールでは対象と見られるランサムウェアを選択、暗号化されたファイルやファイルが保存されているフォルダを指定することで、復号を行うことができる。
(Security NEXT - 2016/05/27 )
ツイート
PR
関連記事
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
サーバがランサム被害、情報流出など影響を調査 - サンエイ
まもなくGWの長期休暇 - セキュリティ対策の確認を
先週注目された記事(2025年4月13日〜2025年4月19日)
サーバがランサム感染、取引先情報が流出の可能性 - 無線通信機器メーカー
ランサムウェア対応を学べる無償教材 - 実被害事例を参考に構成
海外子会社がランサム被害、情報流出など影響を調査 - ローツェ
海外グループ会社にランサム攻撃、情報流出の可能性 - TOPPAN