無料脆弱性緩和ツール「EMET 5.5」の日本語版ユーザーガイドが公開
マイクロソフトは、脆弱性緩和ツール「Enhanced Mitigation Experience Toolkit(EMET)」の最新版となる「同5.5」の日本語版ユーザーガイドを公開した。
同ツールは、メモリ破壊をはじめ、脆弱性を悪用された場合の影響を緩和したり、セキュリティの機能を向上させる無償のソフトウェア。システムや特定アプリに対して対策を講じることも可能。
2月に最新版として「同5.5」の提供を開始しているが、日本語のユーザーガイドについては準備中としていた。現在は、英語版とともに同社ウェブサイトより入手することができる。
「同5.5」では、最新OS「Windows 10」をサポート。信頼されていないフォントをブロックできるほか、「Export Address Table Filtering(EAF)」および強化版である「EAF+」のパフォーマンスを向上させた。
また「同5.5」より以前のバージョンには、同ツールの機能をバイパスされたり、無効化される脆弱性が2月に判明しており、旧バージョンの利用者は注意が必要となっている。
(Security NEXT - 2016/03/17 )
ツイート
PR
関連記事
ITインフラ監視ツール「Pandora FMS」に脆弱性 - アップデートで修正
「Active! mail 6」に「XSS」や「CSRF」脆弱性 - 修正版へ更新を
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加