ESETの定義ファイルに不具合、誤検知でサイト接続できず - すでに修正済み
ESETのセキュリティ対策ソフトにおいて、特定の定義ファイルが原因でウェブサイトなどへアクセスできなくなる不具合が一時生じた。すでに修正済みの定義ファイルを配信している。
同製品を扱うキヤノンITソリューションズによれば、2月29日18時から同日19時ごろにかけて配信された定義ファイル「13102」に不具合が含まれていたもの。ESET製の法人向けサーバ製品やクライアント製品、コンシューマー向け製品が対象で、「Windows」「Mac OS X」のいずれも影響を受けたという。
「JavaScript」や「HTML」のチェックに問題があり、適用すると「HTML/Refresh.BC トロイの木馬」や「JS/ScrInject.B トロイの木馬」を誤って検出し、ウェブサイトへアクセスができない状態となった。
不具合を修正した「13103」を同日20時半ごろより配信しており、以降のバージョンが適用されている状態であれば影響を受けない。障害が発生している場合は、最新の定義ファイルを更新するよう利用者へ呼びかけている。
(Security NEXT - 2016/03/02 )
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