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「i-FILTER」に不正な定義ファイル読み込む脆弱性

デジタルアーツが提供するウェブフィルタリング製品「i-FILTER」の一部オプション機能において不正なパターンファイルを読み込むおそれがある脆弱性が判明した。

同製品のオプション機能である「Anti-Virus & Sandbox」において、定義ファイルの検証が不十分である脆弱性「CVE-2025-47149」が判明したもの。同製品を利用する「D-SPA Ver.4」も影響を受ける。

悪意ある不正な定義ファイルを読み込ませることで、サーバ上の情報を窃取されたり、サービス拒否が生じるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「5.3」、「CVSSv4.0」のベーススコアは「6.9」と評価されている。

「i-FILTER 10.67R03」にて修正されており、同バージョン以降へのアップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2025/05/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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