Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「i-FILTER」に不正な定義ファイル読み込む脆弱性

デジタルアーツが提供するウェブフィルタリング製品「i-FILTER」の一部オプション機能において不正なパターンファイルを読み込むおそれがある脆弱性が判明した。

同製品のオプション機能である「Anti-Virus & Sandbox」において、定義ファイルの検証が不十分である脆弱性「CVE-2025-47149」が判明したもの。同製品を利用する「D-SPA Ver.4」も影響を受ける。

悪意ある不正な定義ファイルを読み込ませることで、サーバ上の情報を窃取されたり、サービス拒否が生じるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「5.3」、「CVSSv4.0」のベーススコアは「6.9」と評価されている。

「i-FILTER 10.67R03」にて修正されており、同バージョン以降へのアップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2025/05/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Unity」ランタイムに脆弱性 - 利用アプリは要再ビルド
IBMのデータ変換プラットフォームに深刻な脆弱性 - 修正版を提供
米CISA、「Oracle EBS」関連など脆弱性7件を悪用リストに追加
「ウイルスバスター for Mac」の旧版に権限昇格の脆弱性
データ分析ツール「Apache Kylin」に認証回避の脆弱性
NoSQLデータベース「Redis」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Zabbix」のWindows向けエージェントに権限昇格の脆弱性
「Oracle E-Business Suite」が標的に - 更新や侵害状況の確認を
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
「MS Edge 141」がリリース - 12件の脆弱性を解消