Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

県立病院が不正アクセス受けた可能性、なりすましスパムも - 新潟

新潟県立柿崎病院のウェブサイトが、不正アクセスを受けた可能性があることがわかった。発信元に同院を装って不正サイトへ誘導するスパムメールも発信されており、同県では関連性などを調査している。

同県によれば、2月4日に検索サイトより同院サイトにアクセスすると、無関係のサイトへ誘導する画面が表示される状態となっていたもの。同県ではサイトを閉鎖、安全性の確認を取っていると説明。12日の時点では、同サイトへアクセスするとウェブサーバの初期画面が表示される状態となっている。

同県では、問題のウェブサーバは、病院の医療システムや同県LANと接続しておらず、情報漏洩に関しても確認されていないとしているが、影響など詳しく調べている。

また同院を装った不審メールも確認された。同院の代表メールアドレスに送信エラーのメッセージが大量に届いたことから判明。問題のメールは、2月3日夜から4日朝にかけて送信されたと見られる。メールは英文で、他サイトへ誘導する内容だったという。ウェブサイトへの不正アクセスとの関連性も含め、調査を進めている。

(Security NEXT - 2016/02/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

症例情報登録システムがランサム被害、症例情報一時利用できず - 量研
ウェブサイトが改ざん被害 - 徳島県の病院
学生が患者の個人情報含むカルテの写真をSNSに投稿 - 名古屋大病院
申込用に公開した表計算ファイルに個人情報 - 都立豊島病院
職員が患者カルテをインスタ投稿、個人情報が残存 - 仙台市立病院
第三者のYouTube動画に患者の電子カルテ情報 - 群大付属病院
実践的サイバー防御演習「CYDER」の開催日程が発表 - 受付も開始
無許可の患者情報持ち出し、サポート詐欺被害から発覚 - 近大病院
チーム医療の書類を一時紛失、駅ビルで拾得 - 横市大付属病院
印刷に利用した患者情報含む私物USBメモリが所在不明に - 愛知県