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患者の個人情報含む書類を院内チラシラックに - 近畿大病院

近畿大学病院は、患者支援センターにおいて、患者の個人情報が記載された書類を、チラシが置かれたラックに誤って置いていたことを明らかにした。

同院によれば、1月末ごろから3月14日にかけて、患者11人の氏名、年齢、病名、退院また転院の方向性が記載された書類1枚を、チラシが置かれた院内のラックに誤って置いていたもの。ラックを見た患者の指摘により判明した。

看護師が業務のため電子カルテの情報をもとに作成した書類で、印刷した際にチラシに紛れ、誤って配架されたという。書類はすでに回収されている。

同院では、電子カルテから患者の個人情報を転記し、端末などに入力することを原則禁止していた。看護師は承認を受けることなく、個人情報を不適切に保管していたという。

同院では対象となる患者に謝罪。文部科学省と個人情報保護委員会へ報告を行った。データは業務用パソコンから削除されており、院内の全ラックを点検して同様のケースが発生していないことを確認した。

(Security NEXT - 2025/04/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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