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患者画像など所在不明、調査で持出も判明 - 富山大病院

富山大学付属病院は、患者の個人情報が保存された記録メディアが所在不明となっていることを明らかにした。

同院によれば、2025年5月19日に医師が、患者情報の記録に利用していたSDメモリカードが見当たらないことに気づき、診療科長に報告した。同メディアには同医師が手術を行った患者の顔、胸腹部を含む体幹、四肢などの画像データと、氏名、IDなどが含まれる。

同月16日に同医師が手術を行った際、患者の手術前後の撮影データを同メモリカードに保存し、医局内のパソコンへコピーする際に利用したが、その後の所在がわからないという。

また調査の過程で、同医師が、あさひ総合病院の外付けハードディスクや同院の患者情報が保存された私物のSSDドライブを、自宅で利用していたことが明らかとなった。外付けハードディスク内には、同院およびあさひ総合病院の患者情報が保存されていた。

同医師は、ハードディスクをあさひ総合病院へ返却。同院では対象となる患者に対し、書面と電話により謝罪を行った。

(Security NEXT - 2025/06/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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