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県立高の無線LANルータ、迷惑メールに悪用される - 岡山

岡山県教育委員会は、県立真庭高校に設置していた無線LANルータが、迷惑メールの送信に悪用されていたことを明らかにした。

メールの不正送信に悪用されたのは、同校久世校地の生物教室内に設置していた無線LANルータ。タブレット端末の画像を教室内のプロジェクタに送信するために使われているが、12月13日から14日にかけて、同ルータより不正メールが外部に送信されていた。

送信されたのは英文のメールで、マルウェアの添付や不正なサイトへ誘導するURLの記載はなかった。現時点で被害の報告は確認されていない。原因は調査中としているが、ルータに脆弱なパスワードが設定されており、パスワードが破られた可能性があるとしている。

同校では、生徒が利用する全端末のインターネット接続を遮断した。また同教委では県内の高校に対し、セキュリティの徹底を通知したという。

(Security NEXT - 2015/12/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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