実在企業装う不正メールが大量送信 - 企業名の悪用に警戒を
複数の実在する企業を装い、マルウェアを送り付けるメールが、10月27日ごろより大量に送信されている。受信者はもちろん、「なりすまし」に対して組織でも警戒が必要だ。
10月27日以降、一部実在する企業を装い、マルウェアを送り付けるメールが大量に送信されているもの。複数のセキュリティベンダーがメールを確認した。名前が悪用された企業も対応に追われている。
「トーケン小松本社」「日東印刷」を偽装したケースでは請求書の送付と見せかけていたほか、レンタルオフィスの「サーブコープ」になりすましたメールでは、オンラインファックスの受信通知を装っていた。
いずれもWordファイルを悪用。誤って開くとマクロにより外部からマルウェアがダウンロードされるしくみだった。
攻撃を確認したトレンドマイクロでは、1万1000通以上のメール送信を確認。「Shifu」や「SHIZ」として知られるオンラインバンキングのアカウント情報を盗むマルウェアの感染を試みるものだったという。
(Security NEXT - 2015/10/30 )
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