Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2015年3Qの脆弱性届出は213件 - ソフトとサイトいずれも増加

情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンターは、2015年第3四半期における脆弱性の届出状況について取りまとめた。いずれも前四半期から増加した。

同四半期に届出があった脆弱性関連情報は213件で、前四半期の163件を上回った。内訳は、ソフトウェア製品が122件、ウェブサイト関連が91件。前期の87件、75件からいずれも増加した。ソフトウェアに関しては2014年前半から増加傾向が見られるが、ウェブサイトの脆弱性に関しては、2014年以前と比較すると低い水準で推移している。

20151030_ip_001.jpg
脆弱性の届け出件数推移(グラフ:IPA)

届出の受付を開始した2004年からの累計件数は、ソフトウェアが2242件、ウェブサイトが9030件で、合計1万1272件。ウェブサイトに関する届出が、全体の約8割を占める。1就業日あたりの届出件数は4.12件で、前期の4.13件から微減した。

ソフトウェア製品の届出件数を製品種類別に見ると、「ウェブアプリケーションソフト」が最多で60件を超えた。「アプリケーション開発・実行環境」「ウェブブラウザ」と続く。

(Security NEXT - 2015/10/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
1Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が低水準
先週注目された記事(2025年4月13日〜2025年4月19日)
1Qは「JVN iPedia」に8844件登録 - 「NVD」公開増加が影響
先週注目された記事(2025年4月6日〜2025年4月12日)
先週注目された記事(2025年3月30日〜2025年4月5日)
先週注目された記事(2025年3月23日〜2025年3月29日)
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
先週注目された記事(2025年3月9日〜2025年3月15日)
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に