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フェンシングもセキュリティも「先読み」が大事 - 太田雄貴選手

トレンドマイクロは、7月にモスクワで開催されたフェンシングの世界選手権において、男子フルーレ個人で国内やアジア地域で初となる金メダルを獲得した太田雄貴選手と2016年8月31日までのスポンサー契約を締結したと発表した。

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太田雄貴選手とEva Chen氏

今回の契約締結にあたり、自身もフェンシング経験があるというトレンドマイクロ社長のEva Chen氏は、「フェンシングはフランスではもともと、守る、ディフェンスという意味。脅威対策を行うトレンドマイクロも同じ」と契約に至った経緯を説明。「選手としてすばらしいだけでなく、若い選手の育成にも取り組む太田選手を支援できて嬉しい」と語った。

記者発表会に登場した太田選手は、「数あるスポーツからフェンシングや、自分を選んでもらえて感謝している」と挨拶。「個人に限らず、協会全体を支援してもらえることに感謝している」とスポンサー契約への感謝を述べた。

「フェンシングでは、相手が来てから反応するのではなく、相手を予測し、先を見てディフェンスすることが重要」とし、「トレンドマイクロが考えるディフェンスとフェンシングはとても似ている」と共通点をアピールした。

東京オリンピック、パラリンピックが開催される2020年のセキュリティについて尋ねられると、「インターネットと実社会がより密接となり、ウイルスがさらなる脅威になるのではないかと思う」とし、「ウイルスバスターに生活を守ってもらいながら、次世代のアスリートを育成したり、オリンピックにチャレンジするなどがんばっていきたい」と語った。

(Security NEXT - 2015/07/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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