MS、月例パッチ11件を公開 - ゼロデイ脆弱性を修正
のこる7件の深刻度はいずれも「重要」。「MS15-042」では、「Hyper-V」の脆弱性を解消した。認証された攻撃者が仮想マシン上で細工したアプリケーションを実行することによりサービス拒否の状態に陥る可能性がある。
ホスト上で実行されている他VMに対し、コード実行や権限昇格といった攻撃はできないが、他VMが「Virtual Machine Manager」で管理できなくなるおそれがあるという。
また「MS15-036」では「SharePoint Server」、「MS15-037」では「Windowsタスクスケジューラ」、「MS15-038」では「Windows」における「MS-DOSデバイス名の脆弱性」など、いずれも特権の昇格が生じる脆弱性に対応した。
「MS15-040」「MS15-041」は情報漏洩に対処したもので、それぞれ「Active Directoryフェデレーションサービス(ADFS)」「.NET Framework」の脆弱性を解決。「MS15-039」では、セキュリティ機能がバイパスされるおそれがある「XMLコアサービス」の脆弱性を修正している。
(Security NEXT - 2015/04/15 )
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