「Firefox」にアップデート - Chromeゼロデイの類似脆弱性に対処
Mozilla Foundationは、「Firefox」のセキュリティアップデート「Firefox 136.0.4」をリリースした。「Chrome」で報告されたゼロデイ脆弱性に関する修正としている。
「Chrome」のプロセス間通信を行うコンポーネントにおいて、ハンドルエラーによりサンドボックスを回避できる脆弱性「CVE-2025-2783」が判明。
これを受けて「Firefox」への影響を調査したところ、「Firefox」においてもIPCコードの処理において同様の問題「CVE-2025-2857」を特定した。悪用されるとサンドボックスを回避されるおそれがある。
開発チームは、脆弱性の重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティング。Windows上で動作する「Firefox」のみ影響を受けるとしている。
同脆弱性へ対処したセキュリティアップデート「Firefox 136.0.4」をリリース。また延長サポート版「Firefox ESR 128.8.1」「同115.21.1」をあわせて提供しており、注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/03/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告
「n8n」に深刻なRCE脆弱性 - 乗っ取りや情報漏洩など広く影響
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
