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職員が患者の個人情報持ち出し - DM送付に利用

潤和会記念病院の元職員が、在職中に患者の個人情報を持ち出し、あたらしく開設する介護事業所の案内状送付に利用していたことがわかった。

住所を知らないはずの介護事業者からダイレクトメールが届いたと患者から連絡があり、同院で調査を行ったところ判明したもの。2014年12月31日付けで退職した職員が、在職中に患者の個人情報を持ち出していたという。

持ち出したデータは、患者の氏名や住所、電話番号、通所介護の自己負担割合、介護保険の有無、要介護度などのデータ。元職員はこれらのデータを使って、自分があらたに開設する指定通所介護事業所の案内状を送付していた。

同院では元職員立ち会いのもと、データ消去と保管していたハードディスクの破砕処理を実施。対象となる患者には謝罪の書面を送付している。

(Security NEXT - 2015/04/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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