年間30万台以上のルータが被害 - 不正DNSへの誘導を確認できる無償ツール
インターネットにおいて、ドメインから接続先のIPアドレスを調べるために利用される「DNS」。エフセキュアの調査によれば、2014年に同社が把握しただけで、少なくとも30万台以上のルータが設定を不正に変更されていたという。
攻撃が巧妙化しており、接続の設定そのものを変更し、「不正DNSサーバ」によりフィッシングサイトやマルウェア配布サイト、個人情報を抜き取るサイトなど、不正な経路へ誘導するケースが発生している。
不正なDNSを参照している場合、正規のドメインを入力しても不正サイトへ誘導されてしまうおそれがある。同社は、インターネット接続において、DNSサーバへの依存が大きいものの、利用者によるDNSサーバへの関心が低いと指摘。接続先のDNSサーバを調べるツール「Router Checker」を開発したという。
同ツールは、同社のウェブサイト上から利用するDNSをチェックするもので無償で利用することが可能。参照するDNSサーバのIPアドレスや地域、ISP、組織名などを表示し、問題がないか確認できる。
(Security NEXT - 2015/03/27 )
ツイート
PR
関連記事
6月のDDoS攻撃、前月比31.0%減 - 最大トラフィックは約15Gbps
「PowerDNS Recursor」にDNSキャッシュポイズニングの脆弱性
「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満
ブラウザ「Firefox 141」が公開 - 脆弱性18件を解消
「BIND 9」にDoSやキャッシュ汚染の脆弱性 - アップデートが公開
「FortiOS」に脆弱性 - アドバイザリ3件を公開
DDoS攻撃が前月比2割増 - 最大攻撃規模は5分の1に
「BIND 9」に緊急脆弱性 - 1パケットでDoS攻撃が可能
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
「PowerDNS Recursor」にDoS脆弱性 - アップデートで修正