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2014年4Qの脆弱性届出は478件、ウェブサイトは過去3年間で最多件数

同四半期に脆弱性対策情報をJVNで公表したうち、修正が完了したのは34件で、累計で959件となった。一方同四半期中に「連絡不能開発者」の一覧にあらたに公表したのは12件で、累計は163件。

ウェブサイトの脆弱性では、「クロスサイトスクリプティング」が200件超で1番多く、累計でも56%と半数以上を占める。また同四半期は「ディレクトリトラバーサル」が急増し、120件を超える届出があった。

脆弱性が悪用された場合に生じる脅威については、これまでの傾向を継いで「本物サイト上への偽情報の表示」が最も多かったが、「サーバ内ファイルの漏洩」も急増。これは、「ディレクトリトラバーサル」の脆弱性が増加したためとしている。

今四半期中に修正が完了したケースは163件で、累計は5941件となった。今四半期で90日以内に修正が完了したケースは110件で、割合は67%と前期の78%より後退している。しかし累計での割合は67%で変化はなかった。

(Security NEXT - 2015/01/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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