前四半期からマルウェアが増加 - 不正サイトへの誘導や偽ソフトの拡大目立つ
ウイルスの定義にはあてはまらない「不正プログラム」の検出数は9万8345件。前期の7万3741件から33%増となった。背景には、悪意あるウェブサイトにリダイレクトさせる不正プログラム「Redirect」と、偽セキュリティ対策ソフト「Fakeav」の増加があるという。
「Redirect」の検出数は1万1997件で、前期の7196件から67%増。特に9月は7393件と集中し、わずか1カ月間で前期を上回った。急増の理由はわかっていないが、別のマルウェアを感染させるために利用されている可能性があり、警戒が必要。
一方、ネットバンキングのアカウント情報を盗む「Bancos」は前期の1万6000件から大幅に減少し、5000件前後まで縮小した。2014年第1四半期には4万件を超えるなど深刻な状況が続いていたが、2013年の水準に戻っている。
(Security NEXT - 2014/10/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に
先週注目された記事(2025年2月16日〜2025年2月22日)
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
先週注目された記事(2024年12月29日〜2025年1月4日)
先々週注目された記事(2024年12月22日〜2024年12月28日)
先週注目された記事(2024年10月27日〜2024年11月2日)
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を