佐川急便、会員サービスで3万4000件の不正ログイン
佐川急便が提供する会員制ウェブサービスで、利用者以外の第三者による不正ログインの被害が発生したことがわかった。

不正ログインが発生した佐川急便
同社によれば、定期的に実施している不正アクセスの調査で、9月28日にサーバが高負荷の状態に陥っていたことに気が付き、特定IPアドレスを発信元とする不正ログインが行われていることを確認した。
同社では、問題のIPアドレスを発信元とするログインを遮断、調査を行ったところ、個人会員3万3501件、法人会員660件のあわせて3万4161件が不正ログイン被害に遭っていたことが判明したという。
不正にログインされた場合、氏名や住所、電話番号、性別、メールアドレス、ウェブ会員IDなどを閲覧された可能性がある。
同社は、今回の不正ログインに用いられたアカウントに関して、同社で使われていないものも多数含まれているとし、同社以外で入手されたアカウント情報を用いた「パスワードリスト攻撃」の可能性があると説明している。
同社では、不正ログインが発生したアカウントに対し、パスワード変更の措置を実施。顧客へ個別に案内する。またパスワードの使い回しや予測できるパスワードを避け、定期的にパスワードを変更するよう、利用者へ注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2014/10/01 )
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