Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

日産のカーシェアで不正ログイン - 車両の不正利用が発生

日産自動車は、電気自動車などを活用した同社カーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」において不正ログインが発生し、車両を不正に利用されたことを明らかにした。利用者に関する個人情報が外部に流出した可能性もある。

同社によれば、同サービスの運用システムで「不正ログイン」が行われ、車両が不正に利用されたことが判明したもの。不正ログインの際に、顧客情報の一部を閲覧された可能性もあるという。

同サービスの会員や会員審査を申し込んだ顧客が対象で、氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、メールアドレス、運転免許証番号、緊急連絡先などが含まれる。

本誌取材に対して同社は、警察へ被害届を提出し、現在捜査が進められているとして、「不正ログイン」が行われた背景や原因、車両の不正利用を含めた被害状況などについてはコメントを避けた。

すでに対策は実施済みとしており、その後あらたな「不正ログイン」は確認されていないとしている。

今回の問題を受けて、同社は個人情報保護委員会へ報告するとともに、対象となる顧客にメールで連絡を取っている。

(Security NEXT - 2024/09/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

IoT製品のセキュ評価制度「JC-STAR」 - 4レベルで認証、取消もあり
「NVIDIA Triton Inference Server」に脆弱性 - アップデートを提供
SplunkのAWS向けのアドオンに複数脆弱性 - アップデートで修正
サーバがランサム被害、一部業務に遅延 - ベル・データ
決済アプリ改ざん、顧客情報9万件が流出か - タリーズ通販サイト
タリーズの通販サイトにサイバー攻撃 - 情報流出など影響を調査
米当局、「Zimbra」狙う攻撃に注意喚起 - メール「CC」に不正コード
ウェブ狙う攻撃の痕跡を検出するログ解析サービス - ビットフォレスト
個人情報含むタブレット端末が車両ごと盗難 - 稲敷市
別人の児童扶養手当証書を誤送付 - 延岡市