Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IPA、「内部不正防止ガイドライン」を改訂 - 経営層の責任を明確化

情報処理推進機構(IPA)は、「組織における内部不正防止ガイドライン」の改訂版を公開した。経営者主導による取り組みの強化や、委託先の監督強化などを追加した。

20141003_ip_001.jpg
改定された「内部不正防止ガイドライン」

同ガイドラインは、内部者の不正行為による情報漏洩のリスクを低減するために経営者が果たすべき役割、必要な技術対策や組織の体制などをまとめたもの。

2013年3月に初版を公開したが、通信教育大手ベネッセコーポレーションの子会社委託先において大量の顧客情報が持ち出され、名簿業者へ売却される漏洩事件が7月に発生したのを受け、強化すべき3点を追加。改訂版として公開した。

改訂版では、「経営層によるリーダーシップの強化」「情報システム管理運用の委託における監督強化」「高度化する情報通信技術への対応」の3点を追加。実現するために必要な手順や対策などを紹介している。

(Security NEXT - 2014/10/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

X線読影システムのランサム被害、VPN経由で侵入 - 埼玉県健康づくり事業団
米政府、脆弱性「Citrix Bleed」についてガイダンスを公開
Veeamのサービスプロバイダ向け管理製品に深刻な脆弱性
顧客情報含む業務用PCを帰宅時に紛失 - サンケイビル
サポート詐欺被害で情報流出の可能性 - 高齢・障害・求職者雇用支援機構
中小企業向けにネットワーク脅威の検知パッケージ - NTTセキュリティ
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
添付ファイルと宛先の確認不足が重なる誤送信が発生 - 大塚商会
子会社元従業員、ネットバンク経由で3.5億円を横領 - ホッカンHD