FFRI、9月末にマザーズへ上場
FFRIは、9月30日に東証マザーズへ上場する。証券コードは「3692」。独自のセキュリティ技術を持つ同社のIPOに注目が集まる。
同社は、現代表取締役社長である鵜飼裕司氏らによって2007年に「フォティーンフォティ技術研究所」として設立された。社名は、当時スノーボードで困難とされた4回転(1440度)技に由来。これまでにないセキュリティ技術の開発を目標に名付けられた。2013年6月に現在の社名であるFFRIへ変更している。
脆弱性やマルウェアなどセキュリティ分野の研究や、セキュリティ対策ソフトの開発、販売を事業の中心としており、定義ファイルに依存しないセキュリティ対策ソフト「FFR yarai」シリーズや、金融機関向けMITB対策ソリューション「FFRI Limosa」などを展開。代表の鵜飼氏は、「Black Hat」や「CODE BLUE」といったセキュリティカンファレンスでレビューボードを務めている。
8月25日の時点における同社の発行株数は、170万4000株。約29.2%を代表取締役社長の鵜飼裕司氏、23.9%を取締役の金居良治氏が保有。NRIセキュアテクノロジーズが約14%を保有している。
今回の上場では、公募による新株発行が14万株、野村證券が引受人となる買取引受による売出が19万3000株で、オーバーアロットメントの上限として4万9900株を設定している。公募価格の決定は9月18日。
(Security NEXT - 2014/08/26 )
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