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「FFRI yarai」の「Microsoft Defender」連携に脆弱性 - OEM製品にも影響

FFRIセキュリティが提供するマルウェア対策製品「FFRI yarai」「FFRI yarai Home and Business Edition」にサービス拒否の脆弱性が明らかとなった。OEM製品なども影響を受ける。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「FFRI yarai 3.5.0」や「同3.4.6」から「同3.4.0」および「FFRI yarai Home and Business Edition 1.4.0」にサービス拒否の脆弱性「CVE-2023-39341」が明らかとなったもの。ソリトンシステムズやNEC、ソースネクスト、Skyなどが提供するOEM製品も影響受ける。

「Windows Defender」との連携機能を有効にしている環境で、特定の条件を満たしたファイルを「Microsoft Defender」が脅威として検知した場合の処理に不備があり、監視機能が最大で15分間停止するという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「4.3」とレーティングされている。サービス拒否が生じた場合も「Microsoft Defender」は無効化されない。

同社は脆弱性を修正した最新版へアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/08/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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