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2014年第2四半期の脆弱性届出は329件 - ウェブサイトの届出が倍増

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脆弱性の修正件数(表:IPA)

脆弱性の修正状況を見ると、製品開発者が修正を完了し、今四半期にJVNで対策情報を公表したものは29件で、累計は880件となった。また、「連絡不能開発者」として今四半期中にあらたに製品開発者名を公表したのは13件。さらに製品情報を追加で公表したケースは7件で、累計公表数は144件になった。

ウェブサイトの脆弱性では、「クロスサイトスクリプティング」が150件を超えてもっとも多い。次いで多かったのは「SQLインジェクション」で、100件に迫る勢いだったという。

脆弱性が悪用された場合に生じる脅威では、「本物サイト上での偽情報の表示」が180件前後と最多。また「SQLインジェクション」の増加にともない、「データの改ざん、消去」が前期から急増している。

ウェブサイトの脆弱性で今四半期中に修正が完了したのは149件で、累計5595件となった。同四半期では、90日以内に修正完了したのは95件で割合は64%。前四半期の57%から改善した。累計で見ると、件数は5595件。割合は67%で変化はなかった。

(Security NEXT - 2014/07/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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