Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Windows XPサポート終了後も同OS上のMSEなどへ最新定義ファイルを提供 - 2015年7月まで

Windows XPのサポート終了が4月9日に控えているが、米Microsoftでは移行支援の一環として同OS上で動作する同社製マルウェア対策ソフトの更新期間を大幅に延長した。

今回の延長措置により、サポートが終了したWindows XPにおいても、同社が提供するマルウェア対策ソフトでは、日本時間で翌2015年7月15日まで最新の定義ファイルや検知エンジンを利用できる。

対象商品は、企業向け製品の「System Center Endpoint Protection」「Forefront Client Security」「Forefront Endpoint Protection」「Windows Intune」や、コンシューマー向けの「Microsoft Security Essentials」。

ただし、これはあくまで定義ファイルの配信に限られるものであり、「Windows XP」のサポート期間について変更はなく、脆弱性を修正するセキュリティ更新プログラムの提供は2014年4月で終了となる点に変わりはない。

同社は、サポートが終了したOSで動作するマルウェア対策製品の効果には限界があると強調。パートナーと協力し、「Windows XP」のサポート終了に向けてユーザーの移行を支援していくと述べている。

(Security NEXT - 2014/01/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

商業施設テナントの従業員情報含むPC、2013年以降に紛失 - 南海電鉄
米政府、中国関与のサイバー攻撃で利用された脆弱性25件を公表
「Win 7」「WS 2008」サポート終了まで1カ月切る - 移行漏れないよう確認を
MS月例パッチが公開、脆弱性35件を修正 - 一部ですでに悪用も
ワーム悪用懸念の脆弱性を含む端末が95万台弱
日本語などテキスト処理に脆弱性、Win XP以降に存在 - 報告者が詳細公表
5月中旬から「TCP 37215番ポート」宛パケット増加 - 「Mirai」亜種か
リモートデスクトップ狙うアクセスが増加 - 広範囲のポートに探索行為
Windowsタスクスケジューラにゼロデイ脆弱性 - 悪用に警戒を
Windowsに深刻な脆弱性、ワームに悪用可能 - 「Windows XP」など旧OSにもパッチ提供