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FireEye、約10億ドルでMandiantを買収 - 検知技術やインシデント対応を強化

米FireEyeは、米Mandiantを買収したと発表した。エンドポイントにおける検知技術やインシデント対応技術を獲得し、包括的なソリューションの展開を目指す。

両社は、2012年4月よりパートナーとして協力関係を築いてきたが、今回の買収により、両社の強みを活かした包括的なソリューションの展開を目指す。FireEyeは、Mandiantの2150万株を取得。さらに1億650万ドルの支払いやストックオプションの提供などあわせて買収額は約10億ドルにのぼる。

Mandiantは、エンドポイント向けセキュリティ製品や、インシデントレスポンス管理ソリューション、インシデント対応などを提供している。2013年2月に発表したレポートにおいて、中国人民解放軍が行ったと見られる諜報活動について報告し、注目を集めた。

今回の買収を通じてFireEyeでは、Mandiantのエンドポイントにおける脅威検知技術を獲得。脅威のモニタリング能力を高めるとともに、同社が得意とするネットワークにおける検知技術と組み合わせることで、さらに検知や分析能力の向上を実現。またコンサルティングサービスなどを強化していく。

(Security NEXT - 2014/01/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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