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SaaS向けSPMを展開するAdaptive Shieldを買収 - CrowdStrike

CrowdStrikeは、SaaS向けのセキュリティポスチャ管理ソリューションを展開するAdaptive Shieldを買収すると発表した。

Adaptive Shieldは、SaaSアプリケーションの設定ミスを検出し、アイデンティティ管理を行うセキュリティポスチャ管理ソリューション(SSPM)を展開。生成AIを活用したSaaSアプリケーションの監視、リスク分析、アクセス権の削除機能なども提供している。今回の取引は現金および制限付き株式により行われ、2024年第4四半期中に完了予定。

今回の買収により、CrowdStrikeではAdaptive ShieldのSSPMを「Falconプラットフォーム」に統合。オンプレミスの「Active Directory」とクラウドアプリにおけるアイデンティティ保護を統合したプラットフォーム上で提供するほか、生成AIアプリケーションを含むあらたな脅威へ対応できる体制の強化を図る。

また統合により、エンドポイントやアイデンティティ、ワークロード、アプリケーションなど、複数のセキュリティ領域にわたる脅威を組織内で検出し、対応できる機能を提供。脅威インテリジェンスと自動的に関連付けてSOARによる対応を実現するとしている。

(Security NEXT - 2024/11/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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