「もんじゅ」のPCにウイルス、情報漏洩の可能性 - 核防護関連は含まれず
日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」に関連するパソコンがウイルスに感染し、内部のデータが外部へ漏洩した可能性があることがわかった。
同機構によれば、ウイルスに感染していたのは、「もんじゅ」の発電課当直職員が使用する事務処理用のパソコン。年明け1月2日にウイルスが外部と通信していることを発見し、遮断した。
同機構が調査したところ、1月2日15時ごろから16時半過ぎまでの約1時間半にわたり、外部と通信しており、パソコン内部のデータが外部に漏洩した可能性があることが判明したという。
問題のパソコンに保存されていたのは、職員の教育や訓練に関する報告書や予定表のほか、機構改革小集団討議関係資料、メールなどのデータで、核物質防護に関する情報は含まれていないと同機構では説明している。
また同パソコンは、事務処理に用いていたパソコンであり、「もんじゅ」の運転制御や監視などへの影響についても否定した。同機構では、ウイルスが感染した原因や影響などを詳しく調べている。
(Security NEXT - 2014/01/06 )
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