年末年始の長期休暇に向けて万全の対策を
年末年始の長期休暇を迎えるにあたり、情報処理推進機構(IPA)やJPCERTコーディネーションセンターでは、企業や個人に向けて適切なセキュリティ対策を実施するよう注意を喚起している。
組織の場合、長期休暇を迎えるとシステム管理者が不在である場合も多く、インシデント発生時に対応が遅れ、ウイルス感染や情報漏洩など被害が拡大するおそれがあるとして、システム管理者に事前準備を呼びかけている。
具体的には、OSやアプリケーションにおける脆弱性の解消や、セキュリティ対策ソフトの定義更新、アクセス権限の再確認、パスワード管理の徹底などにくわえ、インシデント発生時の「緊急対応体制」の確認、休暇中における情報の持ち出しや取り扱いルールの徹底についても言及している。
またPCを利用する従業員に対しては、休暇明けにパソコンを利用する際、修正プログラムやセキュリティ対策ソフトを更新して最新の状態にすることや、持ち出し機器や休暇中に届いたメールによるウイルスの侵入などに注意を呼びかける。
またコンシューマーは、休暇でインターネットを利用する機会が増えるため、ネットバンキングを狙ったウイルスやワンクリック請求、改ざんサイトやSNSからのウイルス感染、パスワードの不正利用といった被害に遭う危険性も高くなると指摘。
被害を未然に防ぐため、OSやアプリケーションの脆弱性を解消し、ウェブサービス利用時には十分注意するし、対策を怠らないよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2013/12/24 )
ツイート
PR
関連記事
まもなくGWの長期休暇 - セキュリティ対策の確認を
決裁文書など書類4件が庁内で所在不明に、盗難か - 四条畷市
まもなく長期休暇、万全なセキュリティ対策で良い年越しを
複数の決裁文書が所在不明に、盗難の可能性も - 四條畷市
特別支援学校の児童情報含む私物USBメモリが所在不明に - 北九州市
先週注目された記事(2024年8月4日〜2024年8月10日)
盆休みにパッチ公開日が直撃 - 夏季休暇に向けて十分な備えを
先週注目された記事(2024年4月21日〜2024年4月27日)
まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
セキュリティ学ぶ学生、同分野への就職希望は約7割 - JNSA調査