9月のスパム割合は66.4%、ウイルスメール数の割合は微減、 - シマンテックレポート
シマンテックは、9月に検知したウイルスやスパムの状況について取りまとめた。2013年に発見された脆弱性の総数は4864件となり、5000件に迫る勢いだ。
同社によれば、ウイルスを感染させるために送信されたメールは0.26%。前月の0.29%より割合は縮小した。エンドポイントにおいて、もっともブロックされたマルウェアは、「W32.Ramnit!html」で6.98%にのぼり、「W32.Ramnit」の亜種をまとめると、全体の17.6%を占める。
モバイルマルウェアを見ると、9月には7件の新型マルウェアと、249件の新型亜種が発見された。現時点までに確認しているモバイルマルウェアのうち、37%がSMSや通話記録の収集、通話の録音、写真などの収集を行うもので、またデバイス情報やユーザー情報を収集するものが20%を占めるなど、個人情報が狙われる傾向があるという。
流通するメールに占めるスパムの割合は66.4%。8月の65.2%から1.2ポイント悪化した。スパムの最多発信国は米国。フィッシングメールの割合は0.09%で、0.15%から縮小した。
9月あらたに発見された脆弱性は549件。2013年1月からの合計は4864件で、前年同期と比較すると16%増となった。ブラウザで脆弱性が最も多く報告されたのは「Google Chrome」で全体の38%。一方プラグインの脆弱性では、「Oracle Java」が51%で半数以上を占めた。またモバイルOSにおいて45件の脆弱性が確認されている。
(Security NEXT - 2013/11/15 )
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