2013年第2四半期はAndroidマルウェアが35%増加 - 半年で前年検知数に迫る勢い
マカフィーによれば、Androidを狙う不正アプリが急増している。2013年上半期を終えた時点で2012年の検出数に迫る勢いで拡大しているという。銀行がSMSで発行したワンタイムパスワードを盗むマルウェアも多様化している。

2013年上半期を終えた時点で前年検知数に迫る勢いだった(グラフ:マカフィー)
同社によると、Androidを狙ったマルウェアが高い伸び率を見せており、前四半期から35%増を記録。データベースに登録されたサンプル数は1万7000件を超えたという。2013年半ばの段階で、前年の年間検出数に迫る勢いで、年末には前年の2倍以上まで増加する見込みだ。
マルウェアの種類も多様化が進んでいるという。ヨーロッパやアジア圏の銀行では、オンラインバンキングの二要素認証としてSMSを利用するケースが多いが、このSMSを窃取するマルウェアも複数の種類が確認されているという。
また、架空の有料サービスに登録させて金銭を詐取する出会い系アプリが急増。インストール時に端末からユーザー情報や個人情報を収集するため、被害が拡大するおそれがある。
さらに、スパイウェアとして動作するよう改変された正規アプリや、インストーラなどの有用ツールに偽装したアプリも多数確認された。いずれもデバイス内の個人情報を収集して、外部サーバに転送する機能を備えている。
(Security NEXT - 2013/09/20 )
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