Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

個人情報にアクセスしない不正アプリはわずか5% - トレンドまとめ

トレンドマイクロは、モバイルの脅威についてまとめた。国内ユーザーを標的とした不正アプリは、多くが個人情報の窃取を目的としたものだったという。

同社によれば、2011年から同四半期までに確認した不正アプリのうち、50%が連絡帳にアクセス。33%がアカウント情報、12%がその両方にアクセスしていたという。個人情報にアクセスしないアプリは、わずか5%だった。

不正アプリの流通経路は、公式サイトである「Google Play」のほか、「Google Play」の偽サイトを確認した。

また3月ごろより詐欺サイトへの誘導を目的とした「ワンクリックウェア」が、「Google Play」上でアダルト系の動画アプリとして配布されるケースが発生。個人情報を取得しないことから、「Google Play」の不正判定を逃れていると指摘している。

iPhoneについては、3月にはブラウザをクラッシュさせるサイトのURLがTwitter上で拡散され、一部ユーザーが影響を受けたものの、不正アプリの脅威は確認されていない。

(Security NEXT - 2013/04/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

I-O DATA製ハイブリッドM2Mルータ「UD-LT2」に複数脆弱性
楽天モバイルのホームルータに複数の脆弱性 - アップデートを実施
「Ivanti Avalanche」に複数脆弱性 - DoS攻撃や情報漏洩のおそれ
モバイルアプリ解析ツール「MobSF」に脆弱性 - アップデートで修正
米当局、Linuxカーネルの脆弱性など3件を悪用リストに追加
Check Point機器の脆弱性、当初発表よりも影響大 - 国内で多数機器が稼働
Check Point機器のVPN機能に脆弱性、攻撃から判明 - アップデートを
自宅で業務のため持ち出したUSBメモリを紛失 - 静岡県
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
「Atermシリーズ」59製品に複数の脆弱性 - アップデートや移行などを