DNS設定のスペルミスに注意 - フィッシングなどに悪用されるおそれ
DNSの設定ミスなどに起因する脆弱性が報告されている。第三者が用意した不正サーバによって名前解決が行われ、不正サイトへ誘導されるおそれがある。
情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンターがレポートによれば、2013年第1四半期には、DNSの設定ミスに関する脆弱性の報告が、ウェブサイトに関する脆弱性の8%にあたる15件に及んだという。
DNSの管理は、本来ドメインの所有者しか行うことができないが、DNSの権限委譲が適切に設定されていない場合、攻撃者など外部の人間が用意したDNSサーバが参照されてしまうおそれがあり、フィッシングサイトなど不正サイトへ誘導するために悪用されるおそれがある。
設定ミスの具体的な内容としては、DNS管理業者の変更やサーバ設定の変更忘れ、スペルミスなどがあると指摘。IPAなどは、ウェブサイトの管理者に対してサーバの設定を見直すよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2013/05/24 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
未公開脆弱性情報、公表前の開示自粛を呼びかけ - 政府や関係機関
日米欧豪など15カ国、SBOM活用に向け国際ガイダンスへ共同署名
先週注目された記事(2025年8月31日〜2025年9月6日)
「Sitecore」や「Linuxカーネル」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
JSSEC、「Androidアプリセキュアコーディングガイド」第17版を公開
先週注目された記事(2025年8月24日〜2025年8月30日)
中国支援の攻撃グループ、世界規模で通信など重要インフラを攻撃
通販サイトでの「ウェブスキミング」に業界団体が注意喚起
先週注目された記事(2025年8月17日〜2025年8月23日)
先週注目された記事(2025年8月10日〜2025年8月16日)