Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

知人を巻き込む悪質Androidアプリに注意 - 拡散に「SMS」活用

シマンテックは、日本国内において、友人からの「SMS」に見せかけて拡散を狙う悪質なAndroidアプリが出回っているとして、注意するよう呼びかけている。

問題のアプリは、衣服が透けた写真を撮影できるなどとして、興味を誘う偽アプリ「Infrared X-Ray」。実際にそのような機能は搭載されておらず、誤ってインストールすると、端末に保存されている連絡帳のデータを外部へ送信する。

さらに「SMS」を悪用。あたかも本人が勧めているように見せかけ、連絡帳に登録されている知人に対して、アプリのダウンロードを促すSMSを送り付ける。

すでに同アプリには複数の亜種が確認されており、アダルトサイトの利用料などと称し、金銭の支払いを要求する詐欺アプリも出回っている。連絡帳の情報を抜き取り、支払わないと知人や友人に連絡を取ると恐喝。アプリをアンインストールしない限り、「SMS」を知人へ送信し続けるという。

シマンテックでは、見知らぬ相手に限らず、知人のメールやSMSにも危険が潜んでいるとして、記載されているリンクを安易にクリックしないよう警告を発している。またセキュリティ対策ソフトの活用や、公式サイトなどからアプリをダウンロードするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/03/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「JVN iPedia」登録、前四半期から4割減 - 累計20万件を突破
最新Androidセキュアコーディングガイドに英語版 - JSSEC
Android 14の変更点をカバー - セキュアコーディングガイド新版
JSSEC、3月に「セキュリティフォーラム2024」開催 - 「生成AI」などテーマに
2023年4Qの「JVN iPedia」登録、前四半期の約1.6倍に
「JVN iPedia」の登録数、前四半期比3.7倍に - 前年分公開の影響で
脆弱性DB「JVN iPedia」の4Q登録数 - 前四半期から減少
ランサム検知数が前年の約2.8倍に - カスペまとめ
3Qのセキュ相談、偽SMSが3.1倍 - 「Emotet」関連は大幅減
Androidアプリのセキュアコーディングガイドに新版 - JSSEC