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11月は脆弱性22件の悪用に注意を喚起 - 米当局

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、11月の1カ月間に22件の脆弱性をあらたに「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加した。

同庁は、実際に悪用が確認されている脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に登録。同国内の行政機関に対策を求めるとともに、広く注意を呼びかけている。

11月は22件の脆弱性があらたに登録され、前月の17件から5件増加した。

Palo Alto Networksの「Expedition」に関する脆弱性3件、「PAN-OS」に関する脆弱性2件が追加された。「VMware vCenter Server」に関する脆弱性も2件登録されている。

「Windows」や「Android」「iOS」「macOS」などOSに含まれる脆弱性を標的とした攻撃も引き続き確認された。

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「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」への新規追加状況(グラフ:米CISAの発表をもとに本誌で独自に作成)

(Security NEXT - 2024/12/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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