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2024年2Qの「JVN iPedia」登録は1463件 - NVDの公開遅延が影響

2024年第2四半期に、脆弱性データベース「JVN iPedia」へ登録された脆弱性情報は1463件だった。NVDにおける情報公開が遅れていることが影響し、減少につながったという。

「JVN iPedia」は、2007年4月より公開されている脆弱性情報のデータベース。国内のソフトウェア開発者による公表情報をはじめ、脆弱性情報ポータルサイト「JVN」、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」で公開された情報などを収録している。

情報処理推進機構(IPA)によれば、同四半期は1463件の脆弱性情報を登録した。前四半期の1万2699件から88.5%減と大幅に減少している。

2023年第3四半期以降、運用方法の変更にともない、公開が遅れていた前年の脆弱性を登録していたこともあり、1万件を上回る件数で推移していた。

今回、NVDにおける脆弱性情報の公開が遅れていることが影響し、「JVN iPedia」における登録件数の減少につながったという。

(Security NEXT - 2024/07/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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