悪質なURLはのべ4340万件に - 9割がマルウェアや脆弱性攻撃
2012年第3四半期を終えた時点で悪質なURLは4340万件にのぼり、9割がマルウェアを配布したり、脆弱性攻撃を行っていることがマカフィーの調査でわかった。
同社が、2012年第3四半期の脅威レポートを取りまとめたもの。同社では、マルウェアや不審なコンテンツを配布したり、スパムおよびフィッシング詐欺に関わる悪質なURLを1カ月あたり270万件確認した。
これは前四半期とほぼ同様の数字で、9月末の時点で同社が確認した悪質なURLは4340万件を超えた。これらのURLは、2370万件のドメインを含まれる。悪質なURLの90.9%には、マルウェアやエクスプロイト、不正コードが含まれる。
またこれらURLのうち、フィッシング詐欺は3.5%、スパムメールは1.1%だった。不正コンテンツが存在するサーバの所在地は北米が最多で、ヨーロッパ、中東と続く。
一方、スパムの流通量は7月から世界的な減少傾向が続いている。日本でも38%減を記録した。ボットネットによる感染は2012年5月をピークに減少しており、2011年第4四半期の水準に戻った。「Grum」の消滅と、「Cutwail」「Festi」による感染の激減が影響しているという。
(Security NEXT - 2012/12/04 )
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