Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

パスワードなど盗むワーム「Win32/AutoRun.Spy.Banker」が上位に - ESETレポート

キヤノンITソリューションズは、ESETが9月に追跡システム「ThreatSense.Net」で検知したマルウェアの状況を発表した。

ESETがまとめたマルウェアランキングでは、改ざんサイトに埋め込まれ、悪意あるプログラムをダウンロードさせるサイトにリダイレクトする「HTML/Iframe.B.Gen」が6.6%で最多。3位には、パスワードなどの個人情報を盗み出して外部に送信するワーム「Win32/AutoRun.Spy.Banker.R」がランクインしている。

改ざんサイトに埋め込まれ、不正サイトにリダイレクトしたり特定の脆弱性を悪用する「JS/Kryptik」が活発で、上位10位圏内に2位、4位、9位と亜種が入った。さらにバックドアを開いてリモートシステムに接続するトロイの木馬「Win32/Kryptik」も、4種がランクインしている。同社が発表したマルウェアトップ10は以下のとおり。

1位:HTML/Iframe.B.Gen
2位:JS/Kryptik.XZ
3位:Win32/AutoRun.Spy.Banker.R
4位:JS/Kryptik.XX
5位:Win32/Kryptik.AMGK
6位:Win32/Kryptik.AMBG
7位:Win32/Kryptik.AMFN
8位:INF/Autorun.Sz
9位:JS/Kryptik.XW
10位:Win32/Kryptik.AMBV

(Security NEXT - 2012/11/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2024年10月27日〜2024年11月2日)
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を
3Qのインシデントは2割減 - ただし「サイト改ざん」は倍増
検索結果がもっとも危険な有名人 - 日本でも人気の俳優がトップ
「TSUBAME」の観測グラフを公開休止 - より利便性の高いデータ提供を検討
巧妙化続くサポート詐欺、窓口相談は前年度の約1.6倍
「Mirai」と異なるボット、国内ベンダーのルータに感染拡大か
2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
「サポート詐欺」の相談が3割増 - 過去最多を更新
先週注目された記事(2024年7月7日〜2024年7月13日)