Javaのゼロデイ脆弱性に注意、「Poison Ivy」で利用される - NTTデータ先端技術が注意呼びかけ
「Java SE JDK 7 Update 6」および「同JRE 7」未修正の脆弱性「CVE-2012-4681」が見つかった問題で、NTTデータ先端技術はシステムに与える影響が多い脆弱性であるとして対策を呼びかけている。
同社によれば、今回明らかになった脆弱性は、細工したコードによりJavaのサンドボックス機能を制御するセキュリティマネージャクラスを無効化できるもので、セキュリティ機能が迂回され、任意のコードを実行される可能性があるという。
すでにサイバー攻撃に用いられるリモートアクセスツール「Poison Ivy」を使用した脆弱性に対する攻撃が発生しており、今回の脆弱性について検証を実施した同社は、システムに与える影響も大きいと危険性を指摘。
アップデートは提供されていないため、最新のセキュリティ対策ソフトを利用したり、不必要なウェブサイトへのアクセスを避ける、クライアントに余計な通信を許可しないといった緩和策や、業務上アクセスが必要なサイト以外は、一時的にブラウザのJavaプラグインを無効化するといった回避策の実施を呼びかけている。
(Security NEXT - 2012/08/30 )
ツイート
PR
関連記事
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Thunderbird」に複数脆弱性 - ブラウザ閲覧で影響
ブラウザドライバ管理ツール「WebDriverManager」にXXE脆弱性
「Spring Security」の一部メソッド制御に認可バイパスの脆弱性
「OpenPGP.js」の署名検証に脆弱性 - 修正パッチをリリース
米政府、脆弱性6件の悪用に注意喚起 - メールや社内チャットなども標的に
「Firefox」のJavaScript処理に脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「Node.js 18」がサポート終了 - 後継バージョンへ移行を
「Firefox 138」がリリース - 複数の脆弱性を修正
「Spring Security」にタイミング攻撃対策が回避される脆弱性