「Spring Security」の一部メソッド制御に認可バイパスの脆弱性
Javaアプリケーション向けにセキュリティ機能を提供する「Spring Security」に脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。
メソッド単位のセキュリティ制御を行う「ASPECTJモード」で、アクセス制限を設けたプライベートメソッドが存在する場合に、認可をバイパスされる脆弱性「CVE-2025-41232」が判明した。本来アクセスできないメソッドが外部から実行されるおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
開発チームは、「Spring Security 6.4.6」にて同脆弱性を修正。利用者にアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/05/22 )
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