エクスプロイトキットの性能が向上、複数脆弱性への攻撃が容易に - エフセキュアレポート
エフセキュアは、2012年上半期における脅威を分析したレポート「Threat Report H1 2012」を公開した。
同レポートでは、2012年上半期の脅威における目立った傾向として、脆弱性を悪用したマルウェアの拡散を指摘。エクスプロイトキットの性能が向上したことで、複数の脆弱性攻撃が容易に行えるようになったことを、原因のひとつに挙げている。なかでも「Blackhole」は、2010年の登場以急速に拡散し、100以上の亜種を確認したという。
また、オンラインバンキングのアカウント情報を盗むトロイの木馬「Zeus」や、脅迫行為を目的とした「ランサムウェア」が増加。偽ウイルス対策ソフトも依然としてまん延しており、金銭詐取を目的としたマルウェアの拡散が続いている。
またモバイル分野では、Androidを狙った脅威が増加。2012年第2四半期だけでも、悪意あるファイルの検出は65%増加した。Androidをターゲットにしたドライブバイダウンロード攻撃もはじめて確認されたという。
(Security NEXT - 2012/08/29 )
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