不正サイトへリダイレクトする「JS/Iframe」が上位占める - ESETレポート
キヤノンITソリューションズは、ESETが6月に追跡システム「ThreatSense.Net」で検知したマルウェアの状況を発表した。
ESETがまとめたマルウェアランキングによると、改ざんサイトに埋め込まれ、悪意あるプログラムをダウンロードさせるサイトにリダイレクトする「JS/Iframe.DY」が全体の9.4%を占めて1位だった。
また同じく不正サイトへリダイレクトする「JS/Iframe.ED(8.5%)」が2位に、「HTML/Iframe.B.Gen(3.2%)」が6位となるなど、ドライブバイダウンロード攻撃を構成するマルウェアが10位圏内に入っている。
パスワードなどの機密情報を盗み出して外部に送信する「Win32/AutoRun.Spy.Banker.P」が3位となったほか、バックドアを開いてリモートシステムに接続するトロイの木馬「Win32/Kryptik」の亜種が4種ランクインするなど、活動が目立っている。
同社が発表したマルウェアトップ10は以下のとおり。
1位:JS/Iframe.DY
2位:JS/Iframe.ED
3位:Win32/AutoRun.Spy.Banker.P
4位:Win32/TrojanDownloader.Wauchos.A
5位:Win32/Kryptik.AHDF[
6位:HTML/Iframe.B.Gen
7位:Win32/Kryptik.AHFG
8位:Win32/Kryptik.AHGQ
9位:Win32/Kryptik.AHNP
10位:INF/Autorun.Sz
(Security NEXT - 2012/08/08 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に
先週注目された記事(2025年2月16日〜2025年2月22日)
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
先週注目された記事(2024年12月29日〜2025年1月4日)
先々週注目された記事(2024年12月22日〜2024年12月28日)
先週注目された記事(2024年10月27日〜2024年11月2日)
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を