Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Macのパスワード平文問題、アップデート後に手動作業が必要

Appleは、「Mac OS X Lion 10.7.4」を公開し、旧FileVaultなどを利用した際にパスワードが平文で保存される脆弱性へ対応した。影響を受けたユーザーは、安全性を確保するため、アップデート後に手動操作が必要となっている。

問題となったのは「Mac OS X Lion 10.7.3」において、旧バージョンの「FileVault」を利用している場合や、ネットワーク経由でホームフォルダーをマウントしている際に、ログファイル上へパスワードが平文で記録される脆弱性「CVE-2012-0652」。

同脆弱性は「Login Window」に含まれており、アップデートで脆弱性は解消されるが、同社のサポート情報によれば、平文で保存されたデータが残存するため、手動で削除が必要になるという。

具体的には、アップデート実施後に影響があるユーザーのパスワードを変更。さらに管理者権限でログの保存フォルダから関連ファイルを探し、ゴミ箱へ移動した上で確実に空にする必要がある。またディスクユーティリティを用いて、空き領域を削除するよう求めている。

(Security NEXT - 2012/05/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chrome」に「クリティカル」脆弱性 - アップデートで修正
PerconaのDB管理ツールに深刻な脆弱性 - 更新と侵害有無の確認を
「Microsoft Edge」にアップデート - Chromiumの脆弱性修正を反映
「Chrome」のGPU脆弱性修正、WebKit関連のゼロデイ脆弱性と判明
米政府、Apple製品や「Junos OS」の脆弱性悪用に注意喚起
Apple、「macOS Sequoia 15.3.2」や「Safari 18.3.1」をリリース
「Chrome」にアップデート - 脆弱性5件を解消
Google、「Chrome 134」をリリース - 14件のセキュ修正
macOS版「DaVinci Resolve」に権限昇格の脆弱性
「Chrome」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を解消