行き届かない企業サイトの管理や監視 - 踏み台被害に気がつかない可能性も
企業が自社で運営するすべてのサイトに対し、管理や監視を実施している企業は、およそ半数にすぎないことが判明した。委託サイトでは、さらに低い割合となっている。
NRIセキュアテクノロジーズが、毎年実施している「企業における情報セキュリティ実態調査」により判明したもの。同社では、8月から9月にかけて上場企業を中心とする3000社にアンケートを実施し、回答があった599社の結果を取りまとめた。
ウェブサイトの管理状況を見ると、自社で運営する全ウェブサイトについて、管理や監視を行っている企業は約50%。外部へ委託しているサイトについては約35%まで低下し、管理や監視が行き届いていない状況が明らかになったという。
同社はこうした現状について、不正アクセスやマルウェア配布の踏み台に悪用された場合など、被害に気が付かないおそれがあると問題を指摘している。
(Security NEXT - 2011/12/14 )
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