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スパム送信の中心がアジアに、トップの米国を韓国が猛追 - 日本は54位

ソフォスは、2011年第3四半期におけるスパム送信の状況を取りまとめた。送信最多国は前四半期同様米国だが、アジア諸国からのスパム送信も増加傾向にあるという。

レポートによれば、7月から9月の間に最も多くスパムを送信していたのは米国で、スパム全体の11.3%に上っている。アジア諸国からのスパム送信が増加傾向にあり、前年同期に7位だった韓国が2位へと上昇し、9.6%と米国を猛追している。

このほか、インドが3位、台湾が6位、ベトナムが7位など上位に入っており、地域別ランキングで前年同期2位だったアジアが、今回は全体の50.1%と半数超を占めて1位となった。一方日本は、0.21%で54位と低レベルを保っている。

アジアからスパム送信が増加した背景には、各国でPCやインターネットが普及があり、適切なセキュリティ対策を実施せずボットに感染し、スパム送信に利用されているPCが増加しているという。同社がまとめた、2011年第3四半期のスパム送信国の上位10カ国は以下のとおり。

1位:米国
2位:韓国
3位:インド
4位:ロシア
5位:ブラジル
6位:台湾
7位:ベトナム
8位:インドネシア
9位:ウクライナ
10位:ルーマニア

(Security NEXT - 2011/11/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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